夜をたべる

目で夜を食べる
瞳を浸すようにして
角膜に触れた闇が入り込む
形ある栄養と同じように
光の色も、闇の色も
体の中に吸収されてゆく

形ある食べ物とおなじように
最後にぼくらの体に
実体のあるものとして
留まって巡る

たとえ形を変えていても
取り入れたものからなる
形をしている

その深い目の色に
肌の様子に
笑顔の後ろに

あなたの過ごした夜が
広がっている

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