時の旅人
ときどきの詩を京都から
軽率に優しさを口に出せば 時には反感すら
寒の戻りの夜 川を染める街明かり 岸辺の
坂を上がれば 大きな桜と白吹雪 陶器が魅
清流の香りと どこからか届いた 名も知ら
石橋を渡れば 曲がった清流に 日が照り輝