久しぶりに会う君たちのかおは
うれしそうに明るくて
それは健康な昼間の光のようで
追いていかれそうなほど身軽で
きっとあるはずの憂も上手に折りたたまれている
今のこの出会いを賛美したい
僕はまた、ぼくに立ち戻る
良い目であろうと思う
正しい目を向けたいと思う
君たちはどこか優美で
表にあふれた心根が優しくて
生きた本当をもっている
私も同じに溶け込んで遊戯する
そうして少しだけ早く生まれてきた分
こうして命と心に恵まれてきた分
その結晶を用意して
こっちだこうだよと
この目を通じてここに置いていく
指し示すのは否定じゃなく
共にあるということだ
あなたたちに渡すはずのものを
十分に持てずにいた今日
次に会うときこそ、
ちゃんとぼくを持っていこうと
静かに人知れず、
こころに誓う