数学と食事

学校の数学よりも
毎日の食事の方が
ホントは頭を使う

難しい法則もなく
別に褒められもせず
       
知的な目的もなく、
予め決めた着地点もない

それでも、
微かな佳味も、
淡味のなかの素材の味も
あるいは胃の中の収まり具合さえ
確かなきっかけとなって、
思念と情を回しはじめさせる
        
テレビやスマホのスクリーン。
ただ受けとることばかりが
加速度的に増えて

逆比例の曲線を描いたように
ある人知れぬ場所の
動きを止めさせた

かラダで言えば
歩いている
寝ている
それほどの違い

動かなかった時の集積で
瞬発力や体力を削がれている
青白い精神

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です