気取らない空の表情を見て
肩の荷物が降りた気がする

すぐそばには、見本のような紅葉
果物でも実っているようだ

ありすぎる時間の中でしか
深く深くこれらについて
考えることができない

絵を描くときのように
たくさんの時間を使ったものだ
けれど僕はまだ
ここを離れる術を知らない

枯れ木の上に
静かな表情が映った

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