心身相関

網の目のような

それよりも緻密で

柔らかなつながりが

ばらばらだった身体を

一つに戻す

筋が解れて

血脈が巡り

それらに無数の線で繫がっている

精神すらも、同時に巡る

動作のなかの全体のつながり、

一部を動かし、一部を眠らせておくのではなく

体の微細な部分まで動かし、賦活する

1つの思いもまた、

背後に無数の思いを連ねて動く。

筋肉も神経も思いも、
その連動する範囲を止めなければ、

一つの運動のなかに、
全体を含んでいる。

一つが動けば全体が働く

それは健康の糧となる物質に変じ、

澄んだ意識と言葉の種になる。

気脈をつなぎ

筋骨をつなぎ、

神経をつなぐこと

血液の質を変えること

呼吸と腹を鍛えることは

柔らかに繋がった全体を招き

抱きうる力の最善を

身体においても

知力においても、

届くところにおいておく

再現性のある知恵である

繰り返せば

軌跡は体へと刻まれる。

腹を整え、

筋骨をうごかし

それらが自ずから生じる

良い性質への起点

連続して線となり、

その身を染めて

定めをつくる

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