体と心 〜光について〜

光の成分を見てみれば
太陽の光にあるものが全てなら
電灯の光は大抵いつも大きく欠けている

ビタミンが不足したら肌が荒れるように
光もまた、人の体が欠かせない、
いわば物理的な作用を持った栄養で
深くから血行をよくし、
植物の葉の光合成のように、
皮膚において各成分を合成して
巡り巡って、免疫を支え
皮膚と気持ちを滅菌する

全体をバランス良く取れるのは
いつまでも太陽がくれる虹色の光

目に映らず重さも持たないけれど
これについて全体的な洞察は
医療の始まった時からあるけれど
知識は、案外そんなには進んでいない

太りにくくなるとか、
風邪をひきづらくなるとか
骨が強くなるとか、
体を和らげるとか
断片的な気づきは、挙げればキリがないほどあるけれど

決定的に何かを悪くせず
全体的に心身を良くするために
いまだに鋭利な主張がなされずにいる

けれど、外の光で嬉しい気持ちが生まれることはあっても
部屋の光を浴びて同じに気持ちになれないことが
端的に、光と心身の関係を示している

外にでて、当たり前に光を浴びられる幸せ
都会に生きる、たくさんの現代人のなくした当たり前

けれども心をしなやかにして
健康なはりを持っているために
体に織り込むように設計がされた
きっと必要な当たり前

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