クローバー

馬鹿にされてゆけ
最も無垢なものは
汚れたものに
馬鹿にされる定めだ

この大地に広がるクローバーの香り
地面の上に溢れている健康なあり方を
ぼくらのすこし、ずれてしまった体は持て余す
子供の頃、全く同じ手をしていたはずなのに

せめて、同じ顔をして生きていけ
心までこの健康な調べのあり方を
忘れてしまわぬように

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