時の旅人
ときどきの詩を京都から
木々の情緒 冬枯れの木でさえも それを心
馬鹿にされてゆけ 最も無垢なものは 汚れ
帰り道野球部の男子たちの集団が いい
壁や服を染める単調な色 情のあるものが、
遠くの空の向こうが、変にシカクに橙色に明
駅の改札を出ると、子供が花を摘んでいた
立砂信仰と呼ばれるものがある 神山を模し
枝は揺られながら、無数の音を出し 時折向