きみたちが、僕を先生にする
いつでもその繰り返し
その声が出てくる場所がある
立ち止まっていても
胸の気持ちと一緒に
動き続けるその身体の内側
そんな場所でする、やりとりが
体当たりで僕にぶつかって
僕もまたそれをもっと出してみろって
この胸をいっぱいに広げてみせる
心臓から光の筋をたくさん出す
みんなの一人一人につながるように
だれひとり、見逃さず
その気持ちを、僕の気持ちのよいもので
照らせるように
もっといいところを
この光で一緒に見つけて
楽しんで
遊んで
願って
君達と過ごすひとときが
僕をまた一度、先生に変える
先生らしくない
ただの僕に戻ろうとする僕を
また、君達の先生に返らせる
君達が招き出すんだ
互いに胸を付き合わせるときに
抑揚や強弱の遊びが多い
すこしだけ揺れる
ほんとの声を交わしたときに
だから
そんな時を過ごしたあとには
ぼくは君達の想像の向こうへ
すこしだけ先に生きてきたから
君達が望める以上の
ひとであろう