正しい戦い

己で持っていながら、
己だけでは持っていないもの

天然に満ちるものに養われて
世間の心の荒廃に抗え

体にとって食べ物と空気があるように
心にとっても日常に、天然の美がある事は
それが正しくあり続ける上で
必要なことなのだ

何となれば、真の枯れた心など
味わうに足らぬ干物であるゆえ
道徳の全てを記述できぬように
心のすべては記述できぬ
真の口に語らせぬ限りは

煩雑な日常は真を遠ざける
社会の原理は穏やかな生存競争で、
真とは別の理屈で動くから
やっぱり真をとおざける

真は朝日とともに空に登り
雨ととも地に落ちる
廓然とした空にまい
会話の声の、意味よりむしろ背後に潜む

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