春の大気に祈る

こうして今僕のそばにあるもの
この春の大気が運んでくるものの中にある知性を叙述しようと試みた
新緑の緑の香り
その中にまじる花の香り
大地がまるで呼吸をしているような春の陽気

連綿としたもの
消して単一ではなく
新緑の葉や季節の花の香りも
人々の気配さえも
季節のこの土地の全てが
僕のびくうをみたし
頬を撫でる
なんという贅沢だろう

そこに息づく暖かな真
手の届く場所に溢れている
濃密な理性の片鱗

それはまだ言葉にはならず
ふいに形となるのを待っている

たった30分の違いすら
僕に違った言葉を伝える
時すらも温度すらも
この大きな芸術のいったんだ

それはこの私に宿る真に対する感性と
それが収められた部屋を開ける鍵になる

良い心は風の手触りの中に
自然に動く心は、尊い
それらは木々がさざめきながら
穏やかに枝を揺らす中に
喜びすらも
この春の新しい命の香りに満ちた大気の中に

激務と言う人工が
この天然の世界の大きな理性を
私たちの視界から遠ざけるたび
私たちは1つ愚かになる
むしろ人よ
それらと同価であれ
心にたくさんよい風景を食べて
その真価を祈れ

人は鏡である、
天然をおのがみに暫時宿して
天然に宿る善と強さをいきよ

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