赤い目、黒い目

赤い目をしている
目の後ろに体
更にたどれば内腑
それが筋肉の幹とともに立って
調和の響きを放つようにあるとき
目は自ずと正しい色になる
くろい目をしていろ

蓄えたよいものごとを
無に返そうとする激しい嵐が止み
それから意思は正しさに安住しうる
ばらばらだった体を1つにせよ
くびとどうたいがはなれてないか
目と胸が背中が腹の下が
正しく自然につながって1つに
あるべき自然をあわらしているか
人間生活の中瓦解する、命の自然
心は認識としては大事にされながらも
体の不自然は、否応なく心にひびを入れ
また今日も僕は赤い目をしている

山を望むような
小川に見入るような
走ってきた後のような
ひと笑い交わしたような
静かな呼吸に己を聞くような

あるべき時をたくさん重ねて
生来の善いものを表していきたい
目を一目見ればひとがわかる
目を見れば本当の成分が
心身にどれだけ含まれているのかがわかる。
良い目は赤の他人にさえ本当の栄養を伝える 自身の栄養をわけふやす
己はその幸の真ん中にあれ
だから、静かに澄んで優しくて
力強いものを秘めている
そういういい目でありたいと願う

働く生活のなか 常であれずとも
せめてひととき 色濃く

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